慎重敢為をモットーに

略歴
昭和53年 富山県立泊高等学校 教諭
昭和57年 富山県立大沢野工業高等学校 教諭
昭和62年 富山県立富山東高等学校 教諭
平成 3年 富山県民生涯学習カレッジ学習専門員
平成 5年 富山県未来財団 主任
平成 6年 富山県教育委員会教職員課県立学校係 管理主事
平成 9年 富山県教育委員会指導課高校係 指導主事
平成11年 富山県教育委員会指導課育成指導係 指導主事
平成12年 富山県立雄峰高等学校 教頭
平成16年 富山県教育委員会 教育企画課 企画班長
平成18年 富山県教育委員会 教育企画課 教育改革推進班長
平成13年 富山県教育委員会 県立学校課
教育改革推進班長
平成21年 富山県教育委員会 県立学校課 課長
平成23年 富山県立富山高等学校 校長

創校126年目となる平成23年の4月8日。ようやく開花した桜並木の彼方に立山連峰を望む正門をくぐり、学びたきもの集う富山高等学校に入学した生徒は280名。

太郎丸の地に学び舎を移してから110数年。この間、師弟同行、教師と生徒が一緒に植え大切に育ててきたという、マツ、ケヤキ、カエデ、エノキ、ハナミズキなど300本を超える樹木の整然と並ぶ様に、入学生一同、本校の歴史と伝統の重さを感じつつも、3年間の学びへの夢と希望に胸膨らませている様子がうかがえる。 着任したばかりの眼に映ったその光景は清新そのもの。 改めて本校の校長に任じられたことに大きな喜びを感じるとともに、背負うことになる責任の重さを実感させられた。

さて本年度、本校には従来からの普通科に加え、新たな学科が開設された。 「探究科学科」と総称されるその新学科は「理数科学科」と「人文社会科学科」の2学科。理科・数学など自然科学の分野で探究的な学習を行う学科が理数科学科。人文・社会科学の分野で探究的な学習を行う学科が人文社会科学科である。

両学科とも、思考力や探究力、表現力等の育成を柱に、「自ら設定した課題に基づき、仮説を立て、検証・分析などを行う探究的な研究活動」や「少人数のゼミ形式による専門的な学習」、「進路に応じたより高度な教科の学習」に取り組む新しいタイプの学科として開設された。 全国に先駆けて昭和43年度に開設された理数科の40数年間の実績と成果を踏まえ、そこで実践された学習活動の一層の充実と発展を目指している。

県下一の長い歴史を有する本校は、在籍生徒数の大きな変動はもとより、設置学科の改編も幾度となく経験している。しかしながら学校の様がどう変わろうとも、「高邁な理想に向かって自ら考え行動できる優れた知性の育成」、「情操豊かな品格ある特性の陶冶」、「平和な国家・郷土の形成者たるたくましい体力・気力の養成」という本校教育に課せられた使命は変わらない。

入学式と同日開催の始業式で在校生に贈った言葉は「Hopeisawishforsomethingtocometruebyaction」。本校における知徳体のバランスのとれた人材の育成を目指す教育の下、今後とも一人一人の生徒には、具体的な行動によって何かを実現しようとする明確な意志を持ち、勉学にいそしみ、また部活動や生徒会活動等にも励んでもらいたいと願っている。

「慎重自ら持し敢為事に当る」をモットーに、同輩とともに高校時代を過ごされた同窓の皆さんの本校に寄せる思いには格別のものがあり、また本校の一層の発展を念願される気持ちも大変強いものと考えている。今後とも同窓の皆さんには、本校教育に対する一層のご理解とご支援を賜るようお願いし、着任に当たってのご挨拶としたい。

新着のお知らせ