
略歴
昭和63年4月 高岡女子高等学校 教諭
平成8年4月 高岡高等学校 教諭
平成18年4月 県教委教職員課 管理主事
平成25年4月 南砺平高等学校 教頭
平成26年4月 県教委教職員課 主幹
平成29年4月 県教委県立学校課 教育改革推進班 班長
令和2年4月 南砺福野高等学校 校長
令和4年4月 県教委県立学校課 課長
令和6年4月 富山高等学校 校長
同窓会員の皆様方には、日頃から本校の教育活動の推進に格別のご理解とご支援を賜っておりますことに、心より感謝申し上げます。
本年4月に校長として本校に着任いたしました。
立派な松がある前庭や風情ある中庭、土蔵横の日本庭園やグラウンド横の遊歩道など太郎丸の杜を歩いていますと、学びたきものがつどうこの地で過ごし巣立っていかれた幾多の同窓生の皆さんに思いを馳せます。富山県で最も歴史ある139年もの永きに渡って、連綿と引き継がれてきたことを思うと、大変感慨深い気持ちになりますとともに、伝統に輝く名門富山高校の校長を拝命した任の重さに身の引き締まる思いになります。
着任して間もなく、本校で毎年刊行されている合格体験記を数年分読みました。苦難を乗り越え栄冠を獲得した先輩方の説得力のある助言やメッセージ、エール等が綴られており、後に続いてほしいという後輩への愛情に溢れています。このように愛情が深いからこそ寄せられる本校への大きな期待に少しでも応えられますよう誠心誠意努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、現代は将来の予測が困難な時代といわれ、その特徴である変動性、不確実性、複雑性、曖昧性の頭文字をとって「VUCA(ブーカ)」の時代とも言われています。このため、情報収集力、課題解決力、意思決定力などの能力がこれまで以上に重要視されています。
こうした能力の育成については、時代を切り拓くパイオニアとして進化する富山高校では、以前から探究科学科において推進してきていますが、近年では普通科においても、一部同様の取組みを実施しております。具体的には、生徒自らが課題を設定し、その解決に向けて情報を収集・整理・分析したり、周囲の人と意見交換をしたりしながら進めていく学習活動を実践しており、プレゼンテーションにも力を注いでいます。教科の垣根を超えた興味・関心のある課題への探究学習であることから、生徒のやる気や主体性も高まります。この活動は実社会と直結しており、質を高めるためにも、大学や企業、地域の社会人の方々との協働が欠かせません。キャリア教育とも密接に関連しています。
こうしたことから、同窓会様からはこれまでも県外研修等の活動費などでご支援をいただいておりますが、さらに一昨年度にはキャリア人材バンクを設立していただき、現在は約70名の同窓生の方々にご登録いただいています。昨年度は2名の方にご講演をしていただき、参加した生徒達は、活発に質問や意見を交わしており、勉学の確固たる意義を再認識し、その後の学びへの意欲向上に効果を上げています。同窓会様の温かいご厚意に対しまして、感謝の念に堪えません。
これからも、このように生徒達がヤルキスイッチを力強くONにするような取組みを実践していきたいと考えております。そして、生徒達が願いを叶え、富山高校で学んでよかったと心から思えるように、教職員が一丸となり、精一杯取り組んでまいります。
いよいよ、来年度は創立140周年を迎えます。 来年秋には記念式典を開催いたします。このため、6月に実行委員会を設立し、本格的に準備を行っているところでございます。同窓会の皆様には、何卒富山高校へのご支援をよろしくお願いいたします。
結びになりますが、同窓会の皆様方には、今後も本校への変わらぬご理解とご支援をお願い申し上げ、着任にあたってのご挨拶とさせていただきます。