教育の役割

略歴
昭和60年4月 富山中部高等学校 教諭
平成5年4月 高岡南高等学校 教諭
平成14年4月 県総合教育センター 研究主事
平成17年4月 県教委学校教育課 指導主事
平成19年4月 県教委県立学校課 指導主事
平成24年4月 県教委県立学校課 主任指導主事
平成25年4月 南砺福野高等学校 教頭
平成26年4月 県教委県立学校課 主幹
平成28年4月 八尾高等学校 校長
平成30年4月 小杉高等学校 校長
令和2年4月 県教委県立学校課 課長
令和4年4月 富山高等学校 校長

本年4月に校長として本校に赴任いたしました。創校137年の歴史と伝統ある富山高校の校長を拝命し、図らずも重責を担うこととなり、まさに身の引き締まる思いです。
富山高校での勤務は今回が初めてですが、富山高校の教育に触れたのは県教委で指導主事の職務にあたっているときでした。指導主事は県立学校の教育課程の円滑な運営のために指導助言等を行うことを本務としており、各指導主事に学校担当を決めています。平成17年度から8年間、富山高校の学校担当として、学校訪問などで富山高校の教育に触れることができました。特に、平成17年度の創校120周年にあたっては、富山高校の「富中富高百年史」など数々の資料に出会い、本校スタートのドラマに触れ、感動を覚えたことを記憶しています。

本年4月8日の入学式においては、新入生、保護者の方々に、「われらに学ぶ場所を」と向学心に燃えた少年たちの叫び、県政の全てに優先させた若き行政官の決断、若者の夢を叶えて郷土の未来を託そうとした県民の熱意、この三者が一丸となって本校が誕生したことを伝えました。また、生徒の学ばんとする志が本校を生み出し、時代は移り変わってもこの創校の志「学びたきものつどう」の精神が今も脈々と活き続いており、これからの高校生活でこの伝統を継承し発展させてほしいいとメッセージを贈ったところです。

さて、教育には「自分で考え、判断し、よりよい社会のために行動できる人を育てる」という目的があり、本校では教育目標として、創校の志と校訓を継承し、人類の発展的未来に貢献する人間の育成を目指し、「高邁な理想に向かって自ら考え行動できる優れた知性の育成」「情操豊かな品格ある徳性の陶冶」「平和な国家・郷土の形成者たるたくましい体力・気力の育成」を掲げています。そして、育成を目指す資質・能力、教育課程、入学者の受け入れの3点からなるスクール・ポリシーを昨年度から検討してきており、このたび、創校の志「学びたきものつどう」及び校訓「慎重自ラ持シ 敢為事ニ当タル」のほか、「自学・自楽する18歳へ」を加え、この3つを柱にして策定したところです。

富山県では本年2月に「富山県成長戦略」が策定されました。自分らしく幸せに生きられるウェルビーイングの実現がキーコンセプトになっています。学校教育には、個人のウェルビーイングと社会のウェルビーイングの2つの目的があると言われます。未来を担う生徒に、本校での学びを通して自己のウェルビーイングを実現する力を育むとともに、将来、生徒が人類の発展的未来に貢献することで、社会のウェルビーイングの向上に寄与してほしいと願っています。
本校では、今後とも生徒の願いを叶える学校、保護者の方々から信頼され、地域の誇りとなる学校として、教職員が一丸となり、取り組んでまいります。

終わりになりますが、同窓会の皆様には、今後も本校への変わらぬご理解とご支援をお願い申し上げ、着任のご挨拶といたします。

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