『サッカ一部の仲間に感謝して』

略歴
1972年 富山高等学校卒業
1976年 金沢大学法文学部卒業
 同年 北陸電力株式会社入社
2009年 北陸電力株式会社 常務取締役
2012年 北陸電力株式会社 代表取締役副社長
2015年 北陸電力株式会社 退任
 同年 北陸電気工事株式会社
代表取締役社長

富山高校を卒業して40年以上経ちますが、今でも交友が続いているのはサッカ一部の仲間です。当時はJリ一グ(日本プロサッカ一リ一グ)など無く、人気のある部ではありませんでしたが、学習と部活動を両立させながら(私自身は部活動に傾斜)充実した高校生活を送り、友情を深め、人間的に成長出来たと思っています。

特に、私たち84回生は三年生の春に火災で校舎の殆んどが燃え落ちてしまう経験をしました。しかし、先生方や同窓会など多くの人々のご支援やご協力のもと、二日後から授業が再開され、プレハブの仮設教室の中で、夏の厳しい暑さや冬の寒さに耐えながら授業を受けて卒業しました。暑さ対策の氷柱や屋根からの散水などをよく覚えています。当時はあまり思いませんでしたが、今思えば一人で乗り越えられないことも、皆で力を合わせれば必ず乗り越えることが出来るということを、身を持って教えていただいたように思います。

さて、同期の8名のサッカ一仲間は、今は東京都、愛知県、新潟県、富山県とバラバラですが、全員が元気にしております。私たちは恩師の故高野法慶先生に部活動の顧問として三年間お世話になりました。シュ一ト練習で、校地を守る太郎丸の杜の樹を超えて奥の川まで飛んだボ一ルを拾うのは一年生の仕事でした。随分と危険な思いもしましたが、残念ながら連敗が続きました。二年生になるとテクニックのある後輩も入り、夏休みには体育館に宿泊しての合宿、秋には常願寺川原でのバ一ベキューなど、寝食を共にしながらチ一ムワ一クを高め少しずつ強くなりました。三年生の春季富山県高校サッカ一選手権大会では準決勝まで進みました。優勝校と準優勝校しか表彰状が無いのに、「皆がよく頑張ったから」と、内緒で富山県三位という表彰状を先生から一人ひとりに頂きました。試合中は自軍のゴ一ルネット裏から大きな声で指示・応援し、学校のグランドでは短パン姿でメガホンを持って厳しくも優しくご指導頂いた先生の姿が思い出されます。

先生のモット一は「攻撃は最大の防御であり、十人十色の個性のあるチ一ムが強い。足の速い者ばかりではなく、ヘディングの強い者、スライディングが上手い者、キック力のある者など、それぞれ個性のある一人ひとりが、チ一ムとして一つの気持ちになって戦うチ一ムが強い。」でした。私もサラリ一マン生活において、多くのチ一ムの中で仕事をして来ましたが、恩師から教わったモット一のお陰で、それぞれの個性を大切にしながら上手く対応して来れたように思います。

最後になりますが、これまでも学年の近い者で年に一回ほど集まり、高校時代の試合や思い出など懇談しておりました。その中でOB会の話が盛り上がり、幅広い世代との交流を図るとともに、現役富山高校サッカ一部の発展に寄与することを目的として、 8月に「富山高校サッカ一部OB会」を設立しました。昔のサッカ一部の仲間に感謝する気持ちもあり、会長の重責を引き受けました。設立総会の出席は20人程度でしたが、今後は多くの方の参加をお待ちしております。
(問合せ先:076-492-7092 山崎)

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